プラスチックゴミ問題を改善するには?ブイクックデリの取り組みも
最近よく耳にするプラスチックゴミ問題。2020年7月よりレジ袋や有料化になったり、プラスチックストローを廃止するコーヒーショップが増えたりなど、私たちの生活も大きく変わってきています。
なぜプラスチックゴミが問題になるのか。また、私たちに改善できることは何か、ヴィーガン惣菜宅配サービス「ブイクックデリ」の取り組みもご紹介します。
プラスチックゴミの問題点
私たちの身の回りにあふれているプラスチック容器。しかし、大量に出されるプラスチックゴミが、生物や環境に重大な問題を引き起こしています。
世界では、少なくとも年間800万トンのプラスチックゴミが海に流れ込んでいると言われています。これはジャンボジェット5万機分の重さに匹敵するほどの莫大な量です。
また、このペースでプラスチックゴミが増えると、2050年までに120億トン以上のプラスチックゴミが埋没・自然投棄され、海にいる魚の重量と同等かそれ以上増えると予想されます。すでに海の中には、1億5000万トンもの海洋プラスチックがあるとの報告も。
海洋プラスチックが増加した原因は、大量の容器包装が生産され、私たちがそれを消費しているからだと考えられます。
2018年に発表されたUNEPの報告書『シングルユースプラスチック』によると、2015年のプラスチック生産業の中で、容器包装のプラスチック生産量が最も多いことが報告されました。
日本でも大量のプラスチック容器包装が廃棄されており、人口1人あたりのプラスチック容器包装の排気量は、アメリカに次いで2番目に多い国です。
特に食品トレイやペットボトルなどは使い捨てのため、プラスチックゴミを大量に出す原因となります。
海洋プラスチックが与える影響
海に流れ込んだプラスチックゴミが、私たちの周りにどのような影響を与えるか見てみましょう。
海の生き物
魚など海の生き物が海洋プラスチックを間違って飲み込んだり、体に絡まったりすることで、生命の危険にさらされています。
絶滅危惧種を含む700種類もの海の生物が被害を受けていますが、このうちの92%が海洋プラスチックゴミによるものです(*)。海に流れ込んだプラスチックゴミは次第にとても細かい「マイクロプラスチック」になり、これを海の生き物が無意識に体内に取り込んでいます。
(*) Gall, Sarah C., and Richard C. Thompson. "The impact of debris on marine life." Marine pollution bulletin 92.1-2 (2015): 170-179.
環境
プラスチックゴミが海に流れ込むことで、海の生態系や環境に影響を与えます。また、プラスチックは製造工程と廃棄工程、どちらからもCO2が排出されます。
エレンマッカーサー財団が発表(2016年)によると、2050年にはプラスチック製造と廃棄にかかるCO2排出量は、気温上昇2度以下を抑えるための排出量上限のうち15%を占めると言われています。
人体
人体への影響はまだ解明されていません。しかし、海洋プラスチックゴミが海の生態系に影響を及ぼし、それを人間が食として体内に入れることで、体の中に取り込まれている可能性があるといえます。
プラスチックゴミを減らす改善策
私たちがプラスチックゴミを削減するために、どのような行動ができるのかをみてみましょう。
マイボトルを持ち歩く
手軽に買えるペットボトル飲料ですが、ペットボトルもプラスチックから作られており、使い捨てのゴミとして廃棄されています。
ペットボトル飲料の代わりにマイボトルを持ち歩けば、飲み終わった後ボトルを持ち帰るので容器のゴミが出ません。
また、毎回ペットボトル飲料を買うよりも、マイボトルを持ち歩く方が節約できるはず。お気に入りのマイボトルを持つことで、環境に配慮した行動につながります。
ストローを使わない
ジュースやアイスコーヒーなどで使用されるストローも、プラスチックで作られています。そのため、ストローを使用しないことも、プラスチックゴミ削減につながります。
最近ではプラスチックストローの代わりに、紙のストローを使用するお店も増えています。ストローを使う場合は、紙ストローを選ぶようにしましょう。
プラスチック容器を使わない
プラスチック容器を使わないことも、プラスチックゴミの削減につながります。
紙の容器を使う、家からお弁当箱を持参するなど、プラスチック容器を選ばないことが大切です。また、現在は有料になっているレジ袋ですが、マイバッグを持ち歩いて活用することも大切です。
ブイクックデリとこだわりの容器
ヴィーガン惣菜の宅配サービス「ブイクックデリ」は、環境に配慮した商品づくりをしていることが特徴です。
動物性食材を使用しないため、地球温暖化や森林伐採、水不足問題などの解決につながること。受注生産で商品をつくっているので、食品ロスの削減ができること。
そして、惣菜を入れる容器も工夫しています。ブイクックデリでは紙容器を採用することで、これまで述べてきた海洋プラスチックゴミの問題の改善に取り組んでいます。
環境に配慮したブイクックデリで、プラスチックゴミを削減しよう
プラスチックゴミの問題点を知るうちに、どのような改善策ができるか考えたのではないでしょうか。
上記のような行動を私たち一人ひとりがおこなえば、少しずつ状況は改善して解決につながるはずです。
ブイクックデリでは環境に配慮した商品を提供することで、持続可能で平和な世界の実現に貢献していきます。
ぜひブイクックデリを楽しむことで、未来につながる日々の生活を過ごしていきましょう。